代表取締役小畑 智也
プログラムの仕事は、家づくりと似ているのかもしれません。
基礎を覚え、設計図どおりに作業すれば、形にすることはできるでしょう。
しかしそれが、お客様が本当に求めているモノになるかは、また別だと考えています。
設計して工事をして、完成して喜んでいただく。そして建てた後も見守り、住み手が安心できる環境を提供する、それが本当の仕事であり、「職人」だと思います。
私たちが常に目指すのは、まさにIT業界の『職人』です。
何が必要か・必要でないかを見極め、使い手の課題を解決し、安心して使い続けられるモノづくりを提供する。それが私たちの仕事です。
基礎＝BASICを忘れず、使う人のことを本気で考え、システムに誇りを持つ職人として、最後に「ありがとう」の言葉がいただける仕事をご提供します。
社名「BASICS」は造語で、「初歩的な、基礎的な」という意味の単語「basic」を複数形にしたものです。「まずは基礎的なことをしっかり積み重ね、確かな価値をお客様に提供しよう」という想いが込められています。これは、“プログラムを書ける技術“で戦おうとする人が増えている状況を見て、基礎の大切さを忘れてはいけないという自戒も込めてあります。
私たちIT企業がシステムを提供する理由は、お客様の「課題を解決するため」です。
プログラムをかける技術は、もちろん持っておきたいものではありますが、課題解決の観点からすると、極論、必須ではありません。例えば、データ管理の課題を相談され、それがExcelで解決できるのであれば、Excelを採用するのが一番良い提案です。無駄な人件コスト、時間、お客様の費用が抑えられる最善の判断と言えるでしょう。しかし残念ながら、その提案ができない企業が増えている現状があります。適切な課題解決を行うためには、お客様と対話できるヒューマンインタフェースの能力や、寄り添う気持ちなど、さまざまな基礎スキルが備わっていることが前提になります。
BASICSは、開発者としての誇りを持ち、基礎スキルを大切にした仕事に取り組んでいきます。
昔（30代の頃？）、一緒にサッカーをしていた2つ上の先輩がいました。その先輩は自営業で、「データの管理にかなり苦労している」と私に相談してくださいました。見ると、プログラムを作らずとも、課題が解決できることが分かり、簡単なExcelのフォーマットを作って、先輩に差し上げました。するとその先輩は、とてもとても喜んでくださったんです。
何度もお礼の言葉をかけてくれて、お礼の品もたくさん持ってきてくれて・・・。実はその先輩は、少し前に若くして亡くなってしまったのですが、先輩の”ありがとう”の言葉は、私の心にずっと残っています。「しっかりとお客様に感謝される仕事をしなければならない」。改めて、そのように感じることが出来た経験でした。
その体験が、私の経営のベースにあります。
自然ゆたかな広島県福山市にて3人兄弟の長男として生まれる。物心ついたときから、父親から「ごんたくれ（やんちゃ）」が語源の「ゴン」と呼ばれる。幼少期の記憶は、ほぼない。
児童会長やクラブの部長をつとめ、成績優秀でクソ真面目な学生生活を送る。小学校の頃からプログラム（MS-DOS）をつくり始める。小学５年で始めたギターにのめり込み、高校進学のタイミングで「私立の入学手付金を浮かせたらギターを買ってやる」と親に言われ、高専を受けて合格。念願のギターを手に入れ、寮生活を開始。
高専ではバンド活動にのめり込み、右肩下がりで成績がガタ落ち。大学編入もはるか遠い夢となり、「バンドの先輩がいて、友達が入社するから」という理由でBIPROGY（旧日本ユニシス）へ入社。
エンジニアとしてメキメキと頭角を現し、「無理難題はアイツに言えばなんとかなる」と社内で言われる存在に。
当時のIT業界は多忙さを極め、ブラックな環境下で仕事をするなかで、「エンジニアを助けるエンジニアになろう」と思い立ち、３９才で独立。パートナー企業として、 BIPROGYから仕事を請け、一人大阪で仕事を始める。
東京での仕事がメインになり、大阪にオフィスを置いたまま東京に移る。そんな折、妻が故郷である石川県加賀市へのUターンを将来的に希望していたため、それならこのタイミングでと、本社を石川県へ移すことを決意。東京と石川での2拠点生活を始める。
依頼先からの要望に応えるべく、社員を増やそうと採用活動を開始するも、立地条件や認知の低さからミスマッチの採用が続く。そこで、エンジニアをフルリモート採用に切り替え、「IT業界一、面倒な採用サイト」を2023年１月にリリース。思いの共感を最優先した採用活動を継続中。
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